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このたび、中国・広州で開催された「The Canton Fair（広州交易会）」へ出張・視察してまいりました。

展示会の期間は2025年10月15日から11月4日まで。会場は「中国輸出入商品交易会展覧館（広交会展覧館）」です。

この展示会は、世界中の企業が新製品を発表する中国国内最大級の展示会。
今回は、海外メーカーのトレンド調査と今後の製品開発に活かすためのリサーチを目的として参加しました。 出展内容はもちろん、移動・宿泊・現地の食事や街の雰囲気など、実際に現地で感じたことをレポートします。

成田から広州へ

久しぶりの海外出張。
目的地は、中国・広州で開催された「The Canton Fair（広州交易会）」です。

海外へは年間6回ほど行っているものの、中国は初めてで準備もままならないまま出張当日を迎えました。

飛行時間はおよそ5時間。
映画を1本観て、機内食を食べたらあっという間に広州白雲国際空港へ到着。

ターミナルを出た瞬間パンダのイラストや漢字があちこちにあって、
ああ、中国に来たなあ、という実感がぐっと湧いてきました。

ホテルチェックインとディナー

宿泊は広州白雲エリアのホテル。
チェックインを済ませて窓を景色を見ると、近未来的な高層ビル群。
“アジアの成長都市”を体感する景色でした。

到着時間は19時を過ぎていましたので、すぐにタクシーで広州料理がいただけるレストランへ向かいました。実は中国のレストランの多くは夜9時までと閉店が早いのに驚きました。移動はほとんどタクシーです。

ライトアップされた素敵な広州塔(広州タワー)。動画では伝わりづらいですが、中国で1番高い電波塔であり高さは600m。

広州料理は海鮮も多く、新鮮なカニやエビ、カキ、お魚料理がいただけます。中国ならではのハトやカエル、虫料理もありました。。。

＜注意！＞↓こちらがいただいたハト料理です。

中国式の乾杯で小さなグラスで何度も乾杯します。

おいしいお料理とお酒でお腹いっぱいになった後、翌日の展示会に備え早めにホテルに帰りました。

The Canton Fair(広州交易会)視察

展示会の規模はやはり圧巻！

雑貨の展示会としては世界1の規模では？！出展社数も会場の大きさも盛り上がりも、ヨーロッパや日本の展示会より大きい！

1ブースの出展費がおよそ160万円ほどのようですが、出展できない会社も多くあるほどの人気ぶり。それを聞いて納得の盛り上がりでした。出展商品も見たことないものや、最先端のものがありました。

中でも印象的だったのは、紙シートタイプの洗剤。

紙シートの洗剤はトイレ掃除用洗剤、洗濯洗剤、食器用洗剤、ペット用シャンプーまで色々な用途がありました。小さな紙のシートに洗剤が含まれていて、水に溶かすだけで洗剤になるという、まさに“旅先や少量洗いにぴったり”のアイテム。

私が子供のころ、紙石鹸が流行っていて友達と交換し合ったのを思い出しました。

帰路にて

数日間の滞在を終えて、再び空港へ。
機内でふと窓の外を見ると、広州の街が小さく光っていました。

次は仕事抜きで、もう少しゆっくりこの街を歩いてみたい。
そんな気持ちで日本へ戻りました。

ちなみに、広州では電車やコンビニや自販機など、支払いはほとんどアプリのみ(AlipayやWeChat)なのですが、中国銀行口座からの支払でないと使用できませんのでご注意ください。

また、中国内はCCCマークの付いたモバイルバッテリーじゃないと、入出国審査時に没収されてしまうので、こちらもご注意ください。

執筆

Fashion accessories担当

KEIKO MATSUI

イタリア・ミラノのデザイン学校 Istituto Europeo di Design を卒業後、アパレル雑貨や高級寝具の企画開発を行う。現在は「La Verde」と「MATERIA DESIGN」を中心に、服飾雑貨分野を担当。寝具分野で培った素材への理解や身体感覚の知識をもとに、身につけることで心地よさを感じられるものを追求。装いの一部としてだけでなく、日々の気分を豊かにする「デザインと機能のバランス」を大切にしている。