2025.12.26
カテゴリー:その他

年末の大掃除、キッチンや窓、玄関は入念に掃除してもつい後回しになりがちなのが「寝具」です。
しかし実は寝具こそ一年の汚れを最も蓄積しているアイテム。
毎晩使う布団や枕、マットレスには汗や皮脂、ホコリ、ダニなどの汚れが少しずつ溜まり、そのまま放置しておくと臭いやアレルギーの原因にもなってしまいます。
とはいえ…メンテナンスってどうやるの?という方が大半かと思います。
そこで!睡眠環境寝具指導士の松井 馨子さんにメンテナンス方法・ポイントを聞いてみました。
この記事を読めば大掃除が楽しみになります。新しい年を気持ちよく迎えましょう。
布団は寝汗や湿気を吸い込みやすく、放っておくとカビやダニの温床に。
年末の大掃除では、以下のステップで徹底的にお手入れしましょう。
【手順】
多くの人は、“どの頻度で洗うべきか”を気にしているかと思います。
目安としては年に1〜2回のプロクリーニング+月1の天日干しが理想です。
枕は顔や髪が直接触れるため、皮脂汚れ・ダニ・においが溜まりやすい部分。
素材に合ったお手入れを知っておくことが大切です。
| 枕の種類 | お手入れ方法 |
|---|---|
| 羽毛・羽根枕 | 直射日光を避けて陰干し。 湿気を飛ばすだけでOK。 |
| ポリエステル綿枕 | 洗濯ネットに入れて洗濯。 天日干しでしっかり乾燥しましょう。 |
| 低反発ウレタン | 水洗いNG。 濡れタオルで表面を拭き取り陰干し。 |
| パイプ枕 | 洗濯ネットに入れて洗濯。 天日干しでしっかり乾燥しましょう。 |
枕カバーは週1回洗濯が理想です。大掃除をするこのタイミングで新品に交換するのも気分がリフレッシュしますよ。
また、高さが合わなくなった枕は買い替えサインです。
寝心地が悪いと首や肩こりの原因にもなるので、年末のタイミングで見直すのがおすすめです。
マットレスは重くて動かしにくい分、手入れを怠る人が多いですが、ここをケアすると寝室全体の清潔度が一気にアップします。
【お手入れの基本】
湿気対策には「除湿シート」や「すのこベッド」も有効です。
マットレスの下に湿気が溜まりにくくなり、快適さを保てます。
大掃除の後も、日々のちょっとした工夫で清潔さをキープできます。
布団を収納する際は乾燥剤・防虫剤を一緒に入れる
定期的に押し入れの扉を開けて風通しを
シーツやカバーは週1洗濯で清潔を維持
季節の変わり目ごとに寝具の“衣替え”を習慣化
寝具を清潔に保つことは、ただの掃除ではなく「睡眠環境のリセット」です。
年末の大掃除で布団・枕・マットレスをきれいにすることで、気持ちもすっきりし、ぐっすり眠れる新年を迎えられます。
ぜひ今年の大掃除では、「寝具のメンテナンス」を“最後のひと手間”として取り入れてみてください。
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